総評
ストライドが他ランナーと比較して広い特徴があります。
O脚気味のため、着地で膝が外を向いてるため膝が捻る力がかかるので故障リスクがあるので、足先と膝を真っ直ぐに着地するように修正が望ましいです。
典型的な踵着地で、ブレーキになり、衝撃吸収で膝の屈曲が大きめとなり、結果身体の上下動が大きくなっています。ストライドが広いので、フラット着地に修正する余地があると考えます。
チャートによるパフォーマンスバランス評価
ランニングフォームの全体的な特徴を示すため、主な指標をレーダーチャートを使って評価しました。
3本の円の真ん中が全ランナーの平均で、内側外側の円はそれぞれ標準偏差の-2シグマと2シグマの分布を示し、外側ほど優れた指標を表しています。
- ①② 明確なストライド走法である(ストライドが平均より広く、ピッチが平均より少ない)
- ③ 身体の上下動がやや大きい(小さい方が良いとして判断)
- ④ 着地期間GCTが少し長い(短い方が良いとして判断)
- ⑤ 空走期間が少し短い(両足が地面から離れ空中にある期間)
- ⑥ 大腿の前方への最大振り出し角度は標準レベルで良い
- ⑦⑧⑨ 着地時に脚が前方へ振り出したままなので、踵着地となっている
- ⑩⑫ 着地後期と後への蹴る動作時に大腿は後ろへ流れてない。(つまり、前方への大腿の振りに早めに移っているので省エネとしては良いフォーム)
- 脚振りの左右差は少ない方である
レーダーチャートの見方:
- 3つの円は、外から順に、2シグマ、中央値、−2シグマの分布を示しています。
- また、その項目の値が優れているものがより外周になるように表現します。例えば、ピッチとストライドは数字が大きいほど優れているとして線は外側ほど良いとしています。一方、GCTは地面との接地時間が短いほどいいので、数値が小さいほど外側に線が引かれています。
- 一つの項目に線が2本あるのは、左右(L、R)の足に関するもので左右差が同時に比較できます。
側方と後方からの姿勢を解析
わかりやすくするため、フォームが良い0-7-1 ogurさん(トッププロランナーのジョギング)と比較しました。PCでアニメーションを並べてスピードを変化させてみると、両者の特徴差を感じることができると思います。