ランニング

分析:ランナー編

サブ3ランナーのフォーム解析結果

今回は、40代前半のサブ3の市民ランナーさん(B20221111-no)の解析を行いました。 本人は、ご自分のフォームについて周りからちょっとおかしいと言われたことがあり、気になっていたこともあって、フォーム解析を申し込まれました。月間走行距離は、300〜400kmと多く、サブ3と極めて速く優れた走力のランナーさんです。 なお、今回は側面のみの解析コースを選択されたので、身体の左右差その他多くが分からないのですが、今回のフォームの特徴は、横からでもその原因がわかってきました。 フォームの特徴は、頭含め上体の前傾姿勢が強く、重心の真下付近に着地し、膝の屈曲も非常に少ないことが、高速ピッチ(240)での走りを可能にしてました。着地ブレーキの影響を受けにくい走りであることと、地面を後方に脚を蹴る際に、腕を前に大きく振ることで推進力を稼いでいるようです。 ただし、高ピッチを優先するフォームとなっているため、必ずしも省エネのフォームとは言えないようです。もっと速く走るにはストライドを伸ばす走り方と、伴って省エネのフォームを工夫することで、パフォーマンスはまだまだ上がると思います。以上詳しくは、N...
分析:ランナー編

マラソン市民ランナーのフォーム解析結果追加

フルマラソン以上を走るシニアの一般ランナー様ですが、綺麗なフォームをして居ました。(データ B20221023-mi.csvを選択し決定を押す) ぱっと見たところは、かかと着地が気になるかも知れませんが、超長距離を走るには着地衝撃をいろんな手段で分散させた方が故障しにくいとも言えるので私としては、一概に悪いとは言えないと思います。(シューズのかかとの減りが早いデメリットは確かですが。) ビデオはもちろんアニメーション化しても分からないことが、数値評価(グラフなど)で明らかになってますので、興味のある方は観てください。解析で分かったことの一部を紹介します。 腰の回転量が肩の回転より大きい(初めてのケースでした)。また、腰が脚の振りに先行して回転するのが一般的ですが、そのタイミングがかなり早いので、骨盤の回転を大事にした走りになって居ます。(グラフから読み取れますが、説明しないと難しいかもです) 身体の上下動が大きめですが、第一の理由は、着地で膝の屈曲が大きく、後脚で地面を蹴る走りになって居ます。太腿とふくらはぎを使う走り方になっています。しかし、筋持久力が優れていれば、衝撃が少ないので悪...
お知らせ

やっと、スマホの動画でランニングのモーションキャプチャーが出来ました。

ご無沙汰でした。エンジニア・スタッフ、かつ代表のヒデです! コロナ禍で、ご本人やご家族で罹患されたりした方にはお見舞い申し上げます。特に、医療従事者の方には心より感謝いたします。 今回、長ーい自粛期間を使い、課題だったデータ処理の簡易化・精度向上に取り組んで来ました。また、自分は足が遅いし、フォームも悪いし、しかも、恥ずかしながらフォームがわからなかったので、ずーっと模索してきました。 そして、あるきっかけから正しいフォームへのヒントが得られ、そこからフォーム改善の試行錯誤に取り組みつつ、自分で動きを体感しては、アニメーションの3次元骨格モデルの構築と計算とソフトの改良を続けてきました。 そして10月に特許の出願も終えて、この技術を使ってのランニング評価のサービスを11月から再開することになりました。よろしくお願いします。