久々のトレランレース(106km)参戦

スタッフブログ

最後のレース(UTMB2019夏)から実に3年振りに、トレラン大会(FTR秩父&奥武蔵100K)に参戦して来ました(2022.11.19と20の2日間)

この大会100kmで3回目なので、加齢や練習不足とは言え、コース難易度も理解してたので、まあ普通に頑張れば完走が出来るだろうという気分で行って来ました。もちろんそのための、事前の山練は重ねていました(2週前に塔ノ岳2往復を完了)

結果は

コースが大幅に変わり、ゴール関門時間も短縮になり、ゴール関門1時間以上前にゴール雨しましたが、非常にキツイと感じるレースとなりました。

一番の違いは、夜のパートで激坂(体感傾斜30度の根っこ道で直登の100m前後の上り下り)が、無茶苦茶連続してました。眺望は無いし、休む平坦地も殆どなく、今回は初めて大臀筋とハムストに疲労が蓄積し(乳酸が溜まりあの辛いイヤーな感じ)て、結果後ろ足が売り切れてしまいました。

もう、後半は少しの上り坂でも乳酸がハムストリングに溜まるので、後半徐々に順位を上げるペース運びができませんでした。レース中ずっと、この苦しさをコース設定のせいにして愚痴っていました(笑。

疲労(低血糖)と補給食

話変わって、この疲労に関して、給食との関係を新ためてはっきりと認識しました。

運動中の疲れの症状として、低血糖で頭がぼうとして、眠くなり、その使っている筋肉の部位だけでなく、全身に力が入らなくなる。加えて自分の場合は、真水が甘く感じる(スポーツドリンクは甘くて飲めない状態になる)。

この疲労状態に気づいたら、スポーツジェル(Magonが自分には合う)を補給することで、疲労の症状は30分程度で改善される。

ということをここ4、5年で体感し、はっきりとわかって来てました。いわゆる疲労困ぱいからの復活ってやつの理屈。

今回は、ジェルを食べてから1時間かかりましたが、動かない筋肉も動き、水に甘さを感じなくなり、全身の力も気力も回復しました。しかし、コースの激坂がまだまだ続いていた為、繰り返し再疲労するので、ジェルを飲んでも回復しにくくなりました。

一種のオーバーペース状態が続いてしまい。休んでも食べても回復しない状態がゴールまで続いてしまいました。辛かったです。

エイドで固形物の給食→インシュリン出る→低血糖→(運動)疲労感

ちなみに、低血糖になるシナリオに関しては、エイドで固形物(炭水化物)を食べてエネルギー補給が大丈夫だと思ってジェルを摂らない時に、炭水化物摂取によりインシュリンが出て低血糖になってるようです(仕事の昼ごはん後に低血糖で眠くなるパターン)。

通常の固形物の炭水化物は食べても即エネルギーにならないし、運動中は胃腸の働きも悪い為、エネルギーとして役に立つのは何時間も経ってからなので、その間運動強度が強いとすぐに疲労してしまう。
今回も、これが起きてしまってました。ジェルの節約したいと思ったのも背景にあります。

疲労を感じてジェルを摂るというパターンでは、強い疲労状態(筋肉内の糖分エネルギー枯渇)を何度か起こすと、いわゆる前半突っ込みすぎのオーバーペースと同じ症状になり、回復不能のダメージになるようで、レースが辛いものになり完走も難しくなります。

ジェルを摂るタイミング

疲労感じてから、ジェルを摂るのではなく、疲労を感じる前にジェルを定期的に摂るようにして、体力の消耗を抑制すべきでした。

また、エイドでの固形物を摂り過ぎは(どうせすぐにエネルギーとして使えない)、胃腸に負担が掛かり消化できずに気持ち悪くなるので、これも避けたいです(今回は食べ過ぎしませんでした)。

足のトラブルの回避がうまくいった

過去何度も50km以上のレースでは、足のマメや黒爪に悩まされて来ましたが、今回は対策が効いてとても上手く行きました。

・シューズをALTRAのOplympus5の大きめのサイズにし(激坂下りでも、爪がシューズの先にぶつかることがなかった)、外反母趾の指にシューズの幅の余裕を持たせた。
・加えて、全ての足の指をテープで巻いて擦れるのを保護(今回初めて実施)
・足底のアーチサポートテープ(これは自分には良く効くことを5、6年前から実感)
・膝のサポートテープ(激坂を下っても、膝の皿の下が痛くならない8、9年前から実感)
・5本指靴下(安いワークマン製が、過去使用の靴下がもっとも履き心地と耐久性が良かった)
・足が濡れなかった

写真なども余り撮る余裕もなかったのと、レース中に友達や知り合いに会うこともなかったので(後で居たことを知ったが、マスクしてたりとかで中々出会えなかった)、モティベーション的に低調なレース運びとなってしまいました。とは言え、後半辛い時、他のランナーと愚痴り合ったり、情報交換しながらが励みとなり、最後までレースを続けられたのは、エイドやコースのスタッフや他の出会った選手のお陰です。ありがとうございました。ありがとうございました。

以上参考になるところがあれば幸いです。

追伸:

実は、レースの翌々日コロナを発症(発熱、若干の咳)してしまいました。
レースで感染したのか感染源も分からずですが、免疫が低下していたことも感染しやすい状態だかれかも知れません。とりあえず、これを書いている日は、発症からの自宅療養7日目で、かなり回復して来たところです。

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