staffヒデです。 連続投稿となります。
法人決算が弊社は9月でした。売上がコロナもあり少ないこともあり、決算費用を節約したく税理士さんへ今回は頼まずに、自力で決算書と税務申告書まで作成し10月中に提出を終えました。
所要期間はゼロからの作業開始で正味7ー10日程度でした。
最後まで独力でできた理由は、税理士さんに作ってもらった前年の決算書があったことと、弥生会計から会計freeeに変更し入力がやりやすかったことと、「全力法人税」という税務申告のサービスを利用できたおかげでした。そして、不明なところは結局聞かないと分からないと学び、聞くことにしてから処理がうまく行き始めました。また、親切なサイトの事例も参考になりました。
もしうまく行かなかったら、ネットで安いところを頼もうと思って、ずうっとドキドキでしたが、前年作成したものと瓜二つの書類が完成したときは、ちょっと感動でした。
そして、eTax(国税)とeLtax(地方税)の電子申請を使い、ネットから行い、納税まですませました。
ここから愚痴です。読み飛ばし推奨。
この一連の決算作業は、慣れればかなり簡単なので(自分でも来年は3日かからない)、これで税理士さんの対価が15万円以上かあ、とは思いました。
とは言え、今回のように単純な経理ならできますが、ちょっとでも異なるとき、例えばアルバイトを1名雇った場合、売上がかなり増えたとき(なら嬉しいが)など、経理も労務を知識がないとできそううにないな、という気はしました。そんな時がきたら税理士さんなどに頼むことになるとは思います。
電子申請
に関しては、eTaxや特許のときなども最初の壁が高く苦労しました。カンタンと銘打ってても、全然カンタンではなく、とにかく分かりにいし、使いにくく、サイトをあっちこっち飛んで時間がかかりすぎる。ホームページをVPSサーバー借りて自力で立ち上げるのと似た複雑さでした。
日本のデジタル化の遅れと、行政のITへの仕様書発注から来る、ソフトの使いにくさを嫌と言うほど知りました。これで大丈夫か、ニホン。
見た中で最悪なのは、税のソフトに関するいくつもあるマニュアルの一つが、pdfで500ページを超え、且つ文字が、何と草書体かと思うようなフォントが使われ、無茶苦茶読みにくく、こんな自己満の文書を公費を使って受注して作成してるとは、このとき腹が立ちました。
結局、お客さんのためのマニュアルというよりも、役所の事務方の担当者のためのトラブルシュートを全て盛り込んだマニュアルになっている印象です。
正直言って、電子申請は従来の紙の書類を電子的に書き換えただけのサービスで、簡単どころかそれぞれで異なる方法で認証を取得するなどの労力や、専門用語をGoogleで調べまくる必要があるなど、初心者にとっては複雑で不親切なものでした。
本来のデジタル化は、デジタルの技術で業務を根本から構築し直すことで、本来の意味があるはずです。デジタル庁には頑張って欲しいとおもいます。
得たもの
とはいえ、最終的には会計ソフトの使いこなし(調べる、質問しまくるなど)が上手になり、資本やキャッシュ流れ、健康保険や年金、そして税金をどのように決めて払うのかなどの知識が身につきました。世の中の会社の仕組みって、こうなってたのねと思った次第です。やっと最低限のことの一部が理解できました。
一方、昨年の税金が倍払い過ぎていたことを調べていて判明しました。
せっかく高い金を払って、税理士さんに頼んだのに抜けていた。悔しいけど、どうやって還付してもらうのかの手続きが分からない。例外だとGoogleも役に立たない。
来年は、もっと楽になるかな!