北丹沢12時間山岳耐久レース
スタッフひでしです。
少しご無沙汰してました。
先日、七夕(7月7日)に開催された伝統あるトレイルラン の大会に行ってきました。
当日7時のスタートに合わせて車で家を出て、5時前に道志道の青の原キャンプ場の駐車場に到着しました。今年の梅雨は雨ばかりで、この日もづーっと小雨でした。
その為、本来公式には42kmのコースが約31km程に短縮とのアナウンスがありました。ここ数年は50%の確率で雨なので、雨の大会にはだいぶ慣れましたが、短縮となる残念さと苦しむ時間が少ないのでほっとする気持ちの入り混じった気持ちで、スタートを待ちます。
気温は寒くないギリギリでしたが、多くのランナーは薄手のレインやウインドブレーカを着ています。先日、私は富士山の帰りにウィンドブレーカを紛失してしまったたので(うっ思い出したくない)、正統レインウエアは汚れるのがもったいないのでザックに入れたまま、最後まで半袖で通しました。結果は寒くも暑くもならず正解でした。
今回の特記事項は2つ
初の大集団ロスト
何と、スタートして間も無くの小道から大きな通りに出るところで右折と左折を間違え、大集団での道間違い(ロスト)をしました。先頭Gpは3、4km先まで行って戻ったとか。私の付近の集団は1km走ってミスに気づき戻ったので2kmのロス。みんな、間違えた地点で変だな「今年はこっちなの? 雨でコースが変更になったと解釈した人が大勢いたということです。私もですが。
ひたすら8kmロードを走って大きな山の麓に着き、時々渋滞にハマりながら黙々と山頂目指し上り始めました。道は滑るには滑るが、まあこれまで経験した雨のトレイルの中では程度は軽く、新品のシューズにも助けられ比較的苦労せずに上れました。直前を行くランナーは、一歩毎に滑って後退しては上るを繰り返し大変そう。
(と書いて居ながら、今思い出すとその時は私もかなり苦しかった記憶があったことに気がつきました。終わって時が経つとすぐに苦しさを忘れてしまうのが、このトレイルランの魔力いや魅力)。
やっと1200m上昇し頂上に着いたと思うと即下りの急斜面の始まり。自分の居る集団は多分中位ぐらいか、みなさん滑らないように腰を引いて一歩一歩下りていきます。私も最初は列を乱さないように、滑らないように我慢して居ましたが、あまりにも泥が深く且つ滑ってとにかく歩きにくい。でも、転んでも痛くなさそうなぐらい厚い泥。そして、集団がばらけたので、速度を早めてみたら結構走れることに気づいた。体力は余ってるし、この下りで実質トレランらしいところは終わりなので、思い切ってダッシュして掛け下りてみた。
体幹を使い、泥に着地して滑り始めてはすぐに足を移動することで、一度も転ばずに1000mをかけ下った。
途中、先を行くランナーはこちらの剣幕にすぐに道を譲ってくれて、ほとんど止まることなく麓に到着。申し訳ないやらありがたいやら。
久々に、下りは楽しいと思えた。これが100kmレースだと終盤、下りは特に泣きたくなるが、、、
また、実は4月のUTMFでこれよりはるかに滑る熊森山の下山道の終盤、それまで一度も転ばずに来たのに、あと数10mで泥道の激下りが終わるところで、3mほど泥道を滑走して大きな木に激突し、170kmのレースがあえなく50kmも行かずに終わってしまった悔しさを、このレースでちっちゃなリベンジを果たせました。
さて、次は8月末のUTMBへ向けて最後の追い込みをするぞ。
以上、ビジネスとは関係ない内容でした。