基本コースとオプションの2種類でフォーム解析の比較

  • 基本コース側面動画のみから3D解析
    後方動画が無くても、弊社独自のランニングモデルで標準的な動きで補間して、3Dアニメーションを作成しています。横からのアニメーションは実動画に基づくリアルな動きを再現しています。
    半分以上のランニングフォーム指標は、横方向動画で把握でき、それで十分という方向け。
  • オプション側面+背面の2動画からの3D解析
    側面と後方からの撮影動画を組み合わせ、弊社独自のモデルで処理することで、多数のカメラ撮影による高価格なモーションキャプチャーと同様な、リアルな3D動作の解析を実現しています。それらのモデルに基づいた数値解析を行います。

2つのコースのアニメーションの観察

青色のどちらか選択し、PLAY押すと動きます。


info


 

項目選択し(6個まで) を押す
左側 
‘   右側 

3D動作解析結果  (今後、表の形式は変更されます)

A: 優    B: 良い/標準 C:やや課題あり D:要改善  /:データ収集中
(※マラソンフォームの弊社知見に基づいた評価です)

 

基本コース

側面3D解析

側面動画ベース

オプション

リアル3D解析

側面+後面の2動画ベース

上体

前傾度:平均的 8°

身体上下動:大  87mm

肩の回転:大きい(29°)

B

C

C

左右の横揺れ:小 約3° A

腕振り

腕振り:コンパクト

A

腕振り:コンパクト

※上腕が背中に回り込み:大

A

C

骨盤動き

回転:中 (10°) 

B

肩と骨盤連動性:骨盤が先行(30%)

遊脚側の骨盤傾斜:中(標準的)

着地時

膝屈曲量: 中

着地足: かかと着地

速度変動: 小  (図)

 

B

C

A

B

膝の屈曲: 外へ屈曲

つま先向き: 前方

プロネーション:小

B

A

A

左右差    

上体: 左右差無し

腕 : 左右差無し

脚 : 左右差無し

A

A

A

診断判定とコメント

優れているポイント

  • 腕、脚の振り具合、身体などの左右差がなくとても良いです。上半身の横揺れも小さく良い姿勢です。
  • 脚振りにおいては、つま先が常に前を向いており、着地でのオーバープロネーションも無く、ガニ股などの癖もなくとても良いです。

修正を奨めるポイント(敢えて多めに指摘してます!)

  • 左右とも、強いかかと着地となっていおり、修正をお勧めします。
    着地で、踵、足底、母指球、つま先と滑らかに回転すれば踵着地でもいいのだが、接地直前に膝が伸びたままで踵が接地するため、踵支点で地面に足裏が強く叩きつけられて滑らかな足の回転が阻害されています。考(解析/着地/フォア・フラット・ヒール)
    下っ腹を出す(骨盤を前傾にするため)姿勢を試して走って見てください。骨盤の上に上体の体重がかかることが体感できる姿勢になると、自然に踵着地が軽減され、フラット着地に近づきます。
    (姿勢改善については、近々掲載予定です)
  • 体の上下動が大きいです。着地で膝の屈曲が大きく、かつ右がより大きく曲がっているようです。そのため、腰が落ちたフォームとして見える。着地衝撃に耐えられる脚や上体の筋力と、上半身のフォームを下腹を前に少し出すことで、着地足がより手前になり、ヒール着地も減り、着地衝撃に耐性ある姿勢が取れます。
  • 腕振りと肩の回転
    肘が横に広がらずコンパクトで良い。
    腕を後ろに引く際、背中の後にまで腕が回り込んでいるため、後への引くことを強く意識し過ぎかも知れません。加えて、肩の回転が速度の割には大きい。
    腕振りがコンパクトなのに、肩(上体)の回転が大きいので、エネルギーをロスしています。
    肘を若干横に開くことで、肩(上体)の回転を少し減らせるかも知れません。
  • 着地時に、瞬間的に膝が少し開いています。膝のクッションとして着地衝撃成分の一部をここで吸収していますが、その分リカバーするため膝や股関節につながる筋肉の力を余計に使うことになります。
    対策は、お尻の横の中臀筋と、脚の内側の内転筋を鍛えることとが効果的です。
    その筋肉を使えるようにする神経を通わせるため、立ったまま膝を着地時のように曲げていった時に、膝が自然と開くならば、意識して開かないようにする(内転筋を使う)動きのドリルでも効果があります。

参考 オプション選択でのレポート
(基本コースの場合はシンプルになります)

注)基本コースでのレポートはシンプルになります。
また、個人ごとに注力ポイントが異なる場合、掲載データの項目が変わります。
なお、いづれはグラフはアニメーション描画の一部として提供されるようになります。

走る速度の変化と身体の上下動

走行速度は、ランニングの各フェーズで変化はなく、踵着地によるブレーキングはないが、着地反発力での推進力(加速)も無い。
主な要因は踵着地や、年齢による脚のバネの低下による。

上下動が大きい。
右足での着地のときに、より深く身体が沈むが、右脚の膝がより曲がるため。
これは、過去の怪我の癖や利き脚が原因のときもある。差が悪いとは言えないが、癖の場合は直すのは時間がかかる。

テストです
撮影動画はこちら(パスワードはご本人に連絡。ご不明の時は下のコメント欄より連絡下さい)