リアルビジョンスポーツ代表の阿部です。

10年前、私は至って平均的な走力のランナーでした。かかと着地がひどく、ペタペタと大きな足音をさせて、腰の落ちた走りをしていました。人に言われて何か変とは思うものの、何をどうしたら良いか調べたり訊いたりしても、良いやり方は結局見つかりませんでした。

その理由は、フォームについて書かれたものや人の話を聞いても、そもそも言っている言葉の意味が理解できなかったからです。今考えると、フォームを観る機会も少なく、肉眼やビデオで観てもなかなか動きは捉えきれません。また、自分の体でフォームの違いを体感することも必須でした。

ともあれ、フォアフット走法ができるようになりたい私は、フォームを理解するために趣味を超えて解析アプリケーションの開発を始めました。何年もかかりましたが、開発と並行して多くの人のフォームを解析しながら知識を深め、ある時いろんな走り方を試している中で、地面の反発を感じる体の姿勢があるのを発見しました。
そして何年か経ち、現在はヒール、フラット、フォアフットをある程度自在にできるようになりました。

その過程で得た知見や開発したアプリを、弊社フォームの診断に取り入れて、同じ悩みを持つ人達にも届けたいと思っています。

実は、ランニングフォームを3Dアニメーションにするのは、研究施設では以前からできますが、今だに一般に普及していません。理由は、システムが非常に高価で専門家の人手もかかるためです。AIが普及しつつあっても、技術的にはまだまだ難しいです。

そんな3Dアニメーションによる動作解析を、弊社ではランニングに特化しマンパワーで何とかして、
自分の走る動画を撮って送るだけ」で、だれでも利用できるようになりました!

ランニングフォームを理解できるようにれば、自分にあったフォームを見つけパフォーマンスを上げることにもつながります。なによりも、自分の体を自分でマネージメントできるキッカケとなることを期待して、本サービスを開発しながら、より良い質の高いサービスとして提供しています。よろしくお願いします。


目次

  1. わざわざ3Dアニメーションにする意味
  2. ランニングフォーム診断結果の例
  3. の中にあるフォーム計測
  4. リアルビジョンスポーツの診断サービスの特徴
  5. フォーム診断の申し込みと結果までの流れ

1. わざわざ3Dアニメーションにする意味

弊社のアニメーションは、スマホのカメラで撮影したビデオから、弊社独自の技術(特許出願中)で3Dデータに変換し、アニメーション化したものです。

皆さんがアニメーションを観て「そのランナーの特徴が出ているなー」と感じられれば、その3Dの数値データが、正にその人の走り方の特徴を表していることになります。

そこで、我々はリアルな3Dアニメに近づける努力と、そこから得られる数値データを分かりやすい形で伝えると言うことを日々の課題にして取り組んでいます。

もちろん、3Dアニメーションなら、色んな見方で何度でも観れて、しかも他の多くのランナーの走りを比較して、皆さんが自分でフォームを学ぶために利用できるので、そんな使い方をして頂けると大変嬉しいです。

我々のフォーム診断サービスの目標

全身の動き」と「フォームの特徴」を
ランナーにわかりやすく伝えることで、
ランナー自身がフォームの理解を深め、
各自に合った走りを見つけられる

ようにすることを支援をする

2. ランニングフォーム診断結果

診断結果はWeb上に個人毎のページとして掲載されます(fujita様事例参照)
内容は下記の項目となります(予告なく変更されることがあります)

  • 3Dアニメーション
  • フォーム評価表(弊社独自基準で優・良・要改善の判定)
  • まとめ(良いところ・改善を勧めるポイントで重要と思われることを記述式)
  • 指標一覧(一般的な項目と弊社独自を多数表示)
  • グラフ(自分でグラフを選んで観ることができます)

3Dアニメーション

スタートボタンでアニメーションがスタートします。(詳細操作方法はビデオマニュアル


追加オプション/リアル3Dコース
info


 

6個まで選択可
左側 
‘   右側 
←ランニングフォームの指標の一覧表示有無

順に、指標一覧、判定ABCD、主要な診断コメント、グラフ

フォーム指標
評価ABCD
主要な評価判定ポイント

その他、個人によって異なるデータを添付

2種類の診断コース

弊社では、分析レベルに応じて2つのコースを用意しています。

  • 基本コー(簡易版)
    ランナーがご自身で撮影する動画は側面のみなので、手間が少ない、料金も抑えられエントリーしやすいコースとして提供しています。横から見たときのフォームの精度は十分に高く保っています。
    (背面動画が無いため、弊社保有の標準モデルでデータを補間して、3次元として自然なアニメーションを再現しています)
  • 追加オプション(詳細版)
    自身で側面に加え背面からの動画も撮影するため、手間がかかりますが、データが増える分精確な3次元解析ができます。横から見ても後方から見てもリアルなアニメーションとなり、フォームの分析項目も増えます。
    フォームをより詳しく把握するには、この追加オプションをお勧めします。

基本コース 横向

オプション 横向

アニメーションを横から観る限り、基本コースでもオプションとでほとんど差はありません。基本コースでは背面動画が無いのですが、弊社保有の標準データで補うのおで、見た目としては自然な3次元アニメーションになっています。

かかと着地の様子、膝の屈伸角度、前傾姿勢、肩の回転、腰の回転も反映されています。腕振り、脚の振りなど側面からでも観察できる左右差は反映しています。

基本コース 後

オプション 後

一方、後方から観察した場合は差が出てきます

オプションにおいては腕振りがコンパクトで、肘が背中後方に強く引いている特徴が分かります。
さらに、着地では身体が着地脚側に傾きつつ、衝撃を吸収するため膝が屈曲することに加え、瞬間的に膝が外側に広がっていることが分かります。
地面からの反発力をもっと使いたい場合には、この膝が広がる癖を改善したほうがよく、それには内転筋、中臀筋など横振れを抑える筋肉を使う意識と使える筋力の強化が必要です。

他にも、上体の横振れなど、より多くの情報が提供されます。

3. 世の中にあるフォーム計測方法

センサによりフォームの指標の変化を手軽に取得

近年ランニングフォームの診断にはセンサが活用されています。
手首、シューズ、腿、腰、胸などに小型の9軸のセンサ、温度計、気圧計、心拍計などをつけランニング中のいろんな身体の動きのデータを集めてAIで分析して、ウォッチやスマホ上で各種のランニング指標をチェックすることができます。
私もGarminASICSOrpheを愛用しています。データはとっても有益で日々の変化を知るには欠かせなくなり、センサを忘れると走る気がなくなるほどに私はマニアでもあります。

センサだけでは自分の走る姿をイメージできない

でも、センサのデータはフォームの特徴や癖の結果としての一部の指標に過ぎないので、時間的な傾向変化はわかるけども、センサのみではフォームはわかりません。そのため、センサだけでは不十分です。

主なフォーム診断サービス

そこで、フォーム診断というサービスが、アシックスさんやミズノさんが提供しています。
専用の場所で機材を使い測定し、結果をトレーナーさんに解説してもらい、希望でパソナルトレーナーのようなランニング指導をオプションで受けることができます。ランナー本人の理解が足りないところを、熟練トレーナーがアドバイスして方向を導いてくれます。それでも、フォームを自分のものにするのは時間がかかります。時間と回数、もちろんお金もかけて、徐々に理解をして行くしかないのでしょうか。
(また、サービスを展開している場所は東京や大阪など非常に限られるため、手軽とは言えないのが現状です)

人によりそれぞれ適したフォームがあるはず

「全ての人に理想的なフォームは一つだけ」と、昔の私は信じていました。
世の中の書籍やTV、ネットの情報は、理想フォームが一つだけであるかのように断定的に語られるものが多かったからです。そして、自分は、真っ正直に理想に向かい、無理な間違ったトレーニングを行い、よく故障してしまいました。

でも考えれば、50歳のマラソン初心者に、「箱根駅伝選手のようなフォーアフットで、地面の反発力をガンガン使って走りましょう。そのためこんなドリルをしましょう」というのは、ごく普通の50歳ランナーに果たして相応しいのでしょうか。人それぞれにあったフォームで走ることで、永くランニングを楽しみ健康を維持できると思いますよね。

自分自身は、強いヒール着地で悩んでいましたが、分析アプリの開発をしながらも、色々自分の体で工夫してる時に、ちょっとしたきっかけで「腰に体重を乗せる感覚」を感じられるようになりました。それ以来他人の走りを分析しながら、徐々に姿勢や脚の振り方と着地の関係について、自分なりに体で理解できるようになりました。

さらに、他のランナーを多く観察したり分析することで、新たな疑問がわいてきました。「ヒール着地は悪いの?なぜ?」という疑問です。
見た目は強いヒール着地なのに、フル3Hで完走する女性や、さらにはウルトラトレイルで強いヒール着地でトップレベルの走りをする女性もいます。また、近所に住む72歳の女性で、ヒール着地でも非常に滑らかにフルマラソンを走るランナーを見て、力みがなく怪我をしないフォームだと感心しました。
それらのことから、単純にヒール着地はブレーキになり反省エネのフォームと言い切ることはできません。実際、測定するとヒール着地がブレーキになって、減速しているというデータは取れていません。
詳しくは、分析/着地/着地タイプの走行速度への影響を参照下さい。

足から股関節、体幹まで筋力が弱い場合、着地衝撃が少ない走り(地面の反発力をあまり使わないで済む)の方向も一つの解としてあるということです。

結局、個人の年齢、性別、体力、スキル、筋力、経験によってそのフォームは違い、走る目的も異なっているため、
最終的には「各人に合ったフォームを見つけること」が重要だと考えています。

4. リアルビジョンスポーツの診断サービス

弊社の診断サービスの特徴:

  1. 自分で撮影したランニングフォーム動画を3Dアニメーションにできるのは弊社のみ
  2. 身体全体の動きを計測しています
    頭、胴体、腕、脚の振り方、捻り、着地の特徴的な動きなどをモデル化して内部に持つことにより、ビデオ画像から全身の主関節の動きを角度や座標の3次元データとして取得しています。その結果、体型含め本人のリアルな3次元アニメーションを実現しています。
  3. 3次元の動きは3次元のアニメーションで見よう
    ランニングフォームを本来の3次元の動きとして理解するには、3次元アニメーションで観ることが現状ではベストと考えています。ビデオ画像や肉眼では追いかけられない現象を観ることができ、全体のフォームの雰囲気も感じることができます。
    さらに、自分と他人のフォームを比較すると、多くの気づきがあり、フォームを自分で考えるようになります。
  4. 膨大な3次元データを使い新しい独自の指標でフォームの特徴を分析
    全身の動きを3次元の角度や座標として取得するため、膨大なデータを内部に保有しています。
    そのため、左右の足のピッチやストライド、着地時間など一般的な指標以外にも多くの数値を出力しています。
    膨大なデータを解析し、フォームを特徴づける弊社独自の指標で走り方の診断を行います。
    (上体の上下動、肩や骨盤の回転と手脚の振りの連動性など、今後もどんどんと増やしていきます)
  5. フォームの経時的な評価が可能
    データは基本的に時間が経ても互換性を保つため、フォーム改善のトレーニングの前後で効果の比較ができます。
    定期的に計測することで、経年変化やトレーニングの成果、成長の様子を具体的に把握できます。
  6. 本格的な3Dモーションキャプチャーが誰でもできるのは弊社のみ
    3Dモーションキャプチャーは、本来多数の専用カメラやセンサとスタジオのある研究施設でしか行えません。
    そのため非常に高価で学術研究用途が主となっています。一般ランナーがフォーム解析としてサービスを利用することは極めて難しいと言えます。
    弊社は、そんな状況を打破すべく、独自の3Dキャプチャー技術(特許出願中)を開発し、一般市民が手軽に利用可能なサービスとして提供しています。
    ・自分のスマホの自撮りのビデオを送るだけで良い
    ・野外で本番の環境でのランニングフォームの解析ができる。
    ・料金は研究用に比べ2桁以下の低価格で提供(さらに、現在は3D普及のため特別価格で提供中)


4. フォーム診断の申し込みと結果までの流れ

従来は、ビデオを撮るために撮影会参加が必須でしたが、今後は自撮りしていただく方をメインにして行きます。

 フォーム診断の申し込み

おとい合わせフォームより、件名「フォーム診断申し込み」で申込みをお願いします。
その際 可能ならばご希望のコースの記載もお願いします。

  • A :撮影会参加/リアル3D
    自分で撮影が難しい方向けで、ある程度人数が集まった時に開催いたします。(撮影自体は無料)
    また、東京近郊での団体などの場合は撮影は無償で撮影にお伺い致します。
  • B:自撮り/リアル3D
    自分で2方向から撮影してもらいます。
    精度の高い3次元解析ができまるので、腕振り、脚振りで横に大きくブレる方や、上体の左右揺れ、手足の動きの詳細が知りたい方には、Bを強くお勧めします。
  • C:自撮り/お手軽3D
    自分で側面撮影をしてもらいます。側面撮影のみなので手軽で、かつ料金も抑えています。
    左右差が少ない方、まずは横からだけでよい方、安く試してみたい方向けとなっております。

フォーム診断に関するメール

フォーム診断の受付確認と下記の案内を差し上げます。
(もし、2日経っても返信がない場合は、恐れ入りますがメールを再送願います)

メールの案内内容

  1. 自撮りでのビデオの撮影方法と送付方法
  2. 料金の支払い方法
    ビデオを送付いただき、解析可能かを弊社で確認したのち、正式に申し込み受付とさせて頂き、払い込み(銀行振込又はPapPayのみ)をもって、診断サービスの契約とさせて頂きます。料金表
  3. キャンセルについて
    入金後は解析作業が開始されますので、返金はできませんのでご了解願います。なお、お申し出によりアニメーションや解析データなど診断結果は公開しません。また、公開後でもお申し出があれば速やかに非公開といたします。
  4. 個人情報について
    アニメーションは弊社の著作物となります。また、それに付随する弊社指定の情報(年齢、性別、イニシャル、運動履歴、身長などデータ解析とデータの比較する上で必須の事柄で個人の特定ができにくい情報の範囲)を含めて、原則公開させて頂きます。
    なお、一部のお客様とは本人のご了解を得て、プロモーションのためにお名前(氏名やその一部)やビデオ画像などを公開しております。

お客様にてランニングフォームのビデオの自撮り(コースB,Cの方)

お客様にて、撮影マニュアルを参考にして、スマホやタブレットにて動画撮影をお願いいたします。

コースB オプション希望の方は側面と背面の2本の動画となります。


コースC:側面のみ

ビデオを送信

・撮影方法についてのご連絡時に専用送付サイト先をお知らせいたします。
スマホやパソコンから送ることができます。

・送信頂いたビデオは、弊社で解析可能な動画になっているかを確認いたします。
問題なければ、料金の振り込みの案内(PayPayでの送金方法のみ)を送ります。
その際に、撮影方法コースB(側面と背面)かC(側面のみ)をお選び下さい。

・もし、ビデオに不都合がある場合は、その旨連絡をいたします。
お客様の撮影が完成するとことまで何度でもフォローいたします。

・弊社に入金が確認されましたら、解析作業を開始いたします。
入金頂いたことを持って契約成立となります。

・なお、入金以降はお客様都合でのキャンセル(返金)はお受けできませんのでご了承下さい。

結果の閲覧

解析作業が完了しましたら結果をリアルビジョンスポーツHPにて公開すると同時に、完了のお知らせメールを送ります。
Web上には、アニメーションと診断内容が掲載されますが、一部個人情報含む内容は専用パスワードで保護いたします。
また、作業の集中具合により納期は変動いたします。

著作権、個人情報に関して規則

弊社著作権取り扱い

  1. アニメーションと弊社内で作成した各種データ、解析結果、個人の診断結果は弊社の著作物となります。
  2. データの該当する個人や団体は、本人に関するデータを1次利用、2次加工物を、一般公開して使用することは自由です。
  3. 団体、法人様などで弊社のデータを公開使用する際は、urlリンクを貼るだけの使用であればご自由にお使い下さい。
  4. 団体、法人様で、所属する個人団体のデータを、切り取り加工する2次利用の場合は、個人情報保護のため弊社に使用目的や内容を連絡の上、了解を得てからお使い下さい(ご相談下さい

個人情報の取り扱い

  • アニメーションと弊社内で作成した各種データ、解析結果は弊社の著作物となります。また、弊社指定の個人情報(年齢、性別、イニシャル、運動履歴、身長などお客様から提供頂いた情報)は、データ識別・フォームの解析と理解をする上で公開が必要と弊社が判断した項目は、診断結果の中に含み公開致します。
  • お客様の診断申込みと料金の払い込み完了をもって、弊社の「著作権、個人情報に関しての規則」に合意したものといたします。
  • 実名や連絡先、明瞭な写真など直接個人を示す情報は診断結果その他に原則載せません。
    例外として掲載する場合は、本人や所属団体様から了解頂いた上でおこなっています。
  • お送り頂いたビデオは、弊社診断サービスの解析目的以外には使用致しません。また、解析作業に携わる関係者以外にデータを出すことはしません。保管方法は、パスワード付きのコンピュータやサーバーに保管されており、部外者がアクセスできないようにしております。
  • 診断結果の公開、限定公開、削除について
    個人別の診断結果のホームページ上への公開については、時期や公開範囲は、弊社の判断で行います。
    お客様から、公開前、公開後でもいつでもお申し出があれば、一般公開から、限定公開(パスワード設定)、削除などの公開レベル変更をいたします。(診断受付確認時にお送りするメール宛に連絡ください)