阿部 秀司(ひでし)
代表取締役 創業者
経歴:
1958年山形県北部に生まれる。実家は小さな食料品店を営み、親の手伝いをしつつも野山を駆け回って遊んでいた。空を飛べる鉄腕アトムが大好きで、子供の頃はアトムかお茶の水博士になりたいと思っていた。
東北大学工学部原子核工学科を卒業後、沖電気工業の半導体事業本部を経て1988年にソニーに入社し、ソニー初のHDのCCD開発を担当し、以来CCDとCMOSセンサの黎明期から30年間開発に従事。また、IoTやヘルスケア、種々のセンサーに関する調査研究と新規事業立ち上げを手がけた。
又、本業のデバイス開発の傍ら、あるきっかけで三次元光学シミュレーションの開発を勝手に始めた(それで良しとされた時代だった)。当時出たばかりのMacのGUIに衝撃を受けて、いかにユーザーフレンドリーなUIとするかに知恵を絞った。独学でMacのC++で誰でも簡単に使えるビジュアルUIに凝ったシミュレータは、100名以上の社内エンジニアに約15年以上使われ続けた。
2018年4月末に定年によりソニーを卒業。
趣味:
50歳から始めた健康のためのジョギングをきっかけに、マラソン、オープンウォータ、トライアスロン(2016年Ironman北海道、2017年宮古島など)、トレイルランニング(ハセツネCup、武尊スカイビュー120k)など耐久系スポーツを中心に行う。年間レース出場回数は大小合わせ7、8回以上。トレーニング時間捻出のため早朝や通勤ラン、出張先でもランニングは欠かさない。
2019年は170kmのUTMFと憧れのヨーロッパアルプスを走るUTMBの出場権を獲得し、何としてもゴール完走が目標。
趣味が高じてビジネスを目指す:
趣味のランニングは、度重なる足の故障とマラソンのタイムが年々悪化するため、フォームを見直したいと思っていたが、どうしてもわからず悶々としていた。センサをつけるやり方も考え試行錯誤も行ったが精度が出ないし装着は邪魔と検討を断念。
そんな2016年のある夏の日、カメラとアプリでやっちゃえと突然ひらめき、ほぼ20年ぶりとなるプログラミングを独学で開始。しかし、会社の休みの時だけの作業では中々進捗せず、2018年定年後に集中して開発を進めた。合わせて、トレーナの知識を習得するため、NESTAのパーソナルフィットネストレーナーPFTの資格を取得。
そして、2019年1月にアプリを一つのツールとして、顧客側の立場にたって顧客の走りを向上させるサービスを世の中に提供すべくリアルビジョンスポーツ株式会社を設立した。
ミッションは人生100歳時代を健康に過ごせる社会を創ることに貢献すること。
社名の由来:
社名のReal Visionは、ソニー時代に自作したシミュレータの名前であり、思い入れがあったこと。そして、これからの時代の進む方向を見据え、「あらゆるスポーツを3次元空間でデータ化し、カスタマーに可視化して提供したい」という思いを込めて社名にした。
協力メンバー
刈田浩平
2018年10月に陸上教室プラスラン四ツ谷を創業。
学生時代の陸上の経験とスポーツ運動力学の知見を生かし、共同でビジネス立ち上げとアプリ開発を担当
柳下 健二郎
上智大学陸上部に所属しつつ、iOSアプリやUnityなどのネイティブアプリからWebのNuxt.jsまで幅広く担当。